【刀剣乱舞】宗三左文字極のシルエットに勝手に感動したお話

本日刀剣乱舞公式より新たな極姿の打刀二振りが発表されました!


ゲーム内告知では全身のシルエットが発表されています。 f:id:w_daburu:20171027042816p:plain
どう見ても長谷部と宗三です。本当にありgry
当方言わずもがな左文字推しですので、月末はTWITTERから離れ一切のネタバレをシャットアウトして修行に出す所存です。(小夜の時もそうだった)

で、何に勝手に感動したのかというと

唐突ですが、伊藤若冲の絵が大好きです。
といってもフリークの方のようには全然詳しくなくて、博物館で展示が始まれば眺めに行く程度なのですが。そんな伊藤若冲について今年始め、以下のような本が発表されました。

この画を見た大坂の医者は、若冲が「動植綵絵をしかるべきところに収蔵し、見る眼のある人を千年待つ」と言った、と記している。
当時の一般人はおろか、二大知識人でさえ十分に見ぬいていない「何か」がこの画にはある。
そう若冲は考えていたようなのである。
この「何か」こそ「動植綵絵千年の謎」とよぶにふさわしいものであろう。
(中略)
これら「動植綵絵千年の謎」は、本書を読むことで、次第に明らかになるであろう。
この謎を解く鍵は、250年以上見過ごされてきた多数の「隠し絵」の存在と描かれた形態の「相似性」および「非合同性」にある。
著者はこれらを丁寧に解説しながら、その意味について考察し、「動植綵絵」に込められた若冲の真のメッセージを明らかにする。
- 商品内容説明文より引用 -

この本は若冲の作品の見方がまた変わると話題となり、"美の巨人たち"でも取り扱われました。
以下一部抜粋
www.youtube.com

ここまでめっちゃ簡単にまとめると、一見複雑に見える絵の中に相似性のあるモチーフが隠されていましたという事なのですが、
これ、宗三極のシルエットにも隠されていますよね。と。
やっと本題ですが、この宗三左文字極が右手(向かって左)にたずさえている蝶。
信長が使用していた家紋の一つであり、そして彼の所持品であったという宗三の胸の刻印でもあり、まさしくこの一振りを象徴するモチーフです。
はじめ、どうも向かって右側(左腕)のほうのシルエットが蝶の尾状突起みたいだなと思ったのですが、よくよく見てみると

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めっちゃ大雑把ですが、こんな感じの相似形を取り入れて描かれているのではないかと。(詳細が公開されたらまた線がかわってくるかもしれませんが)
もしかしたらこじつけかもしれませんが、これに気が付いたときに思わず「うわぁ・・・」と感嘆しタイトルになりました、というお話。

相似性を取り入れる意味

感動したのはこの技法を用いて描かれたかもしれないというセンスに脱帽したことも勿論なのですが、先述の番組で見た【相似性を用いた意味】を思い出したからです。
番組では次のような考察がされていました。

youtu.be

「相似をイコール等価(等しい価値)として置き換えるとわかりやすい。すべてのもの、人間も植物も動物も、これらはすべて価値が等しいという事を示そうと思って描いたのではないか」
「"万物等価"は禅に通じる思想。敬虔な仏教徒だった若冲ならではのメッセージだといいます」

この【イコール等価(等しい価値)】という部分、宗三の場合は【蝶】と【自身(本体)】という事になりますから非常に気になりますね。
左文字もまた禅に通じる者。果たしてそのメッセージは・・・。
もう一度念を押して言うと、これはこじつけかもしれないし、どういう思いで鈴木次郎先生が描かれたかはわかりません。
ですが修行を経てどんな心持ちで、どういう考えを持って帰還してくるのか、本当にイベントが待ち遠しいです。